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審美歯科治療

白い歯の基準とは

歯の色は一人ひとり違いがあります。歯の表面は、「エナメル質」という人体の中で最も硬い白色半透明の組織で覆われています。その内側は柔らかく黄色っぽい象牙色をした「象牙質」があり、象牙質の内側には歯の神経である「歯髄」があります。歯の色を決定づけるのは、エナメル質の厚さや色、そして象牙質の色なのです。

日本人は、歯科先進国である欧米人に比べて歯科医院での定期的な健診や歯のクリーニングといった「予防歯科」の意識が低いことから、口腔内に歯垢(プラーク)などの汚れやステインなどの着色汚れが多いといわれています。そのため、以前は白かった歯の色が徐々に黄色く変色してしまう場合もあるのです。外国人の歯が日本人の歯より白く感じるのは、予防歯科などの口腔ケアに対する意識が高いということも、要因の一つとして考えられます。

白い歯の基準

歯科医院では、白さの段階を示すための具体的な指標となる「シェードガイド」と呼ばれる器具を用いて歯の色味を測定します。シェードガイドはアルファベットと数字の組み合わせから成っており、A~Dのアルファベットは色の種類、数字は色の濃さを表している歯の色を集めた指標です。作製している会社によって様々なタイプのものがありますが、中にはホワイトニング専用の「W」という色味の段階を表示しているものもあります。最も広く使用されている「VITAシェードガイド」は、同じ白でも、赤茶系をA、赤黄系をB、灰色系をC、赤灰色系をDと4つの系統の色に分類し、明るさ順に並べ直して16段階の明るさを示した指標です。

日本人の一般的な歯の色は「A3」〜「A3.5」程度です。日本人の歯はシェードガイドによるとそれほど明るくないのですが、ホワイトニングをおこなうことによりほとんどの方が「A1」の明るさにすることも可能です。A1はVITAシェードガイドの中では2番目に明るい白さなので、周囲にもかなり白く美しい歯の印象を与えます。歯の白さによって審美性も向上するため、近年では多くの方がホワイトニングを受けています。ホワイトニングの施術の流れは歯科医院によって異なりますが、まずシェードガイドを使用して現在の歯の白さの確認をおこないます。A1までは自然な白さを実現できますが、それ以上白くすると、逆に不自然に見えてしまう場合があるので注意が必要です。

ホワイトニングの種類

・オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは歯科医院でおこなうホワイトニングで、施術方法によっては1度の施術で大きく色を白くする方法もあれば、2〜3度の施術でA1の明るさに近づける方法、1度の施術で色の段階を1〜2段階ほどアップさせる方法もあります。その際、効果の強いホワイトニングをおこなうと、歯がしみるといった痛みを伴う場合があったり、白くなり過ぎてしまう恐れもあるので、歯科医師とよく相談しながら施術方法を選択することをお勧めいたします。

・ホームホワイトニング

ホームホワイトニングはご自宅でおこなうホワイトニングで、歯科医院で作製した専用のマウスピースにホワイトニング剤を塗布して、医師に指示された時間装着することで歯を徐々に白くしていきます。ホームホワイトニングで使用する薬剤は「過酸化尿素」で、分解されることで過酸化水素を発生しますが、オフィスホワイトニングと比べて過酸化水素の濃度が3分の1程度と低いことから、色が白くなるスピードは遅い代わりに痛みも少なく、白くなり過ぎる恐れもありません。また、色の後戻りも少ないのが特徴です。継続しておこなうことで、A1の白さにすることも可能です。

ホワイトニング以外に歯を白くする歯科医院での歯のクリーニング

歯科医院で歯のクリーニングをおこなうことによって、効果的に歯の汚れを除去することができます。炭酸水素ナトリウムやグリシン(アミノ酸の一種)などの粒子を、水や圧縮空気で吹き付けることでステインによる着色汚れを落とす「エアフロー」や、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使用しておこなう歯のクリーニング「PMTC」などによって、歯面に付着した着色汚れや歯垢や歯石などの汚れをキレイに取り除くことが可能なので、自然な歯の白さを取り戻すことができます。

まとめ

歯の白さの理想は個人差があるため、同じ白さでも気になる方もいれば気にならない方もいらっしゃいます。また、肌の色やメイクによっても歯の色の見え方が変わってきます。歯垢などの汚れがない白い歯は自然で清潔感がありますが、白過ぎてしまうと人工的で不自然な印象を与えてしまう可能性もあるので、ホワイトニングなどによって歯を白くする際には、周囲から見ても不自然ではない程度の白い歯を目指すことをお勧めいたします。

 

 

 

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